明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2026年が始まりました。
新しい年を迎え、
「今年こそ社内の管理業務を整理したい」
「そろそろDXに本腰を入れたい」
と考えている経営者の方も多いのではないでしょうか。
特に業務に余裕が生まれやすい冬のいま、新年をきっかけに社内の仕組みづくりや業務改善、DXへの取り組みをスタートしようとされる企業様も少なくないようです。
一方で、こうした取り組みは、「始めること」よりも「形にして定着させること」の方が難しい、という声も多く聞かれます。
DXは「ツール導入」ではなく「業務全体の見直し」から始まる
DXに取り組む際、最初に重要なのはどのツールを入れるかではなく、何を改善したいのかを明確にすることです。
・どの業務に無駄や属人化があるか
・時間やコストがかかりすぎているのはなにか
・改善して、どんな状態にしたいのか
これらを整理しないままツール選定に進んでしまうと、
「便利そうだから入れてみたが、結局使われなくなった」
「最初は盛り上がったが、途中で立ち消えになった」
「一部の業務だけがデジタル化され、全体は変わらなかった」
といった結果になりがちです。
この点については、以前の記事でも
業務や課題を棚卸しし、改善の優先順位を整理する重要性を紹介しました。
業務&課題の洗い出しシートも用意していますので、まだの方はぜひ活用してみてください。
社長や経営陣がDXの当事者になる必要があるワケ
これまでPICOのご導入や検討に際してお話をしてきた会社さまの多くは、人材不足や薬剤・資材価格の高騰、業務の複雑化などの環境変化の中で、「これまでと同じやり方ではいけない」と課題意識を持たれていました。
その解決策として、DXによる業務効率化や業務の再設計を模索し始め、DX推進のためにDX担当者やIT担当者を立てて進めたものの、思うように業務が変わらなかった、というケースも数多くお聞きします。
お聞きする限り、うまくいかなかった要因が担当者の能力や姿勢の問題にあることはほとんどありません。
限られた裁量の中では、業務の意義や前提そのものを伺い、思い切った見直しを行うことが難しい、という構造的な問題にあると感じます。
多くの場合、DX担当者は既存の業務フローを前提としたまま、その中での改善や効率化を求められます。
本来のDXは、「今の業務」をそのまま効率化することではなく、本当に必要かを問い直し、必要であれば一度ガラガラポンで再設計することです。
こうした「やめる・変える」という判断には、一時的な混乱を受け入れる覚悟と、最終的な意思決定が不可欠であり、その判断を下せるのは、現場の担当者ではなく経営陣が最も適任となります。
外部コンサルに頼りきりだと「部分最適」で終わることも
私たちがお伺いしたケースでは、外部のDXコンサルタントに相談しているというお話を聞くことも増えています。
ただし注意したいのは、その内容が
・労務管理ツールの導入
・財務・会計ツールの導入
・一部業務のデジタル化
といった、特定のツール導入を前提とした支援になっている場合です。
もちろん、それ自体が無駄になるわけではありません。
しかし、社内業務全体の棚卸しや、「どこからどこまでをどうつなげたいのか」という全体像がないまま進めてしまうと、結果として部分的なツール導入のツギハギで終わってしまうこともあります。
DXのゴールは、単一のアプリを導入することではなく、全体の最適化。
複数のツールをどう連携させ、業務全体をどう最適化するかという視点が不可欠です。
前述したとおり、経営陣自身が当事者として関わること、そして業務全体を俯瞰しながら最適な方向性を示していくことが、部分改善で終わらないDX化の近道です。
PDCAを回しながら「全体の絵」を描き直していく
こうしたDXや業務改善を進める上で重要になるのが、PDCAを回し続けることです。
最初から完璧な設計図を描くことは誰にとっても難しいことです。
だからこそ、
Plan(計画):まずは仮の計画を立てる
Do(実行):計画に沿って動いてみる
Check(振り返り):進める中で問題点や違和感を洗い出す
Action(改善):状況に応じて計画を見直す
このようなPDCAを回し、定期的に立ち止まって確認と修正を繰り返すことが重要になります。
また、上記の中で特に大切なのは「Check(チェック)」の工程です。
プロジェクトは一度進み始めると、「計画通りに進めること」や「予定した作業をこなすこと」自体が目的になってしまうことがよくあります。
チェックの役割としては、
・今のやり方は本当に課題解決につながっているのか
・想定していなかった問題が起きていないか
・現場に無理が生じていないか
といった点を整理し見直すこと、必要な修正を見つけることにあります。
途中で「思ったより合わない」「ここは別のやり方が良さそうだ」と感じるのは、失敗ではなく、次の改善への重要な通過点です。
PDCAを回すということは、計画を守ることではなく、学びながら前提を更新し続けることでもあります。
DXの全体像づくりに、生成AIを活用するという選択肢
前項で「Plan(計画):まずは仮の計画を立てる」と書きましたが、それこそが高いハードルと感じる方も多いと思います。
私たちCOMOもイメージづくりの段階からサポートさせていただくこともありますが、まずは自分でゆっくり考えてみたいという方には、初期段階の整理としてChatGPTやGeminiなどの生成AIを活用するという方法もあります。
まず何からどう考えていけばいいのか?とざっくりした相談から、具体的な細部の検討まで、相談相手としてAIを使うことで、DXの方向性が少しずつ見えてきます。
次回以降の記事では、ChatGPTやGeminiを使って会社としてのDXの「全体の絵」を描くためのプロンプト例をご紹介していく予定です!
-----
新年は、社内の業務や仕組みを見直す絶好のタイミングです。
ぜひ「ツールを導入して終わり」ではなく、「PDCAを回しながら、自社に合ったDXを形にしていく」そんな視点で取り組んでみてください。
COMOでは、業務の棚卸しからDX構想づくり、その後の運用改善まで段階的なサポートも行っています。
お悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください!
業務整理や仕組みづくりをどう考えていくかお気軽にご相談ください!
